信越トレイル

モデルコースModel Course

信越トレイルの最もポピュラーな楽しみ方は、1日1セクションを、宿泊施設を利用しながら歩くこと。
でも楽しみ方は人それぞれ。ここでは、日帰り周回コースとテント泊プランをご紹介。
ぜひプランニングにご活用ください。

ルート詳細は信越トレイルマップをご参照ください。

ここに掲載したプランはほんの一例です。タクシーや車回送サービスを利用するなど、アクセスを工夫すればプランは無限。
ぜひ信越トレイルマップとにらめっこしてプランを立ててみてください。

自家用車でも楽しめる!日帰り周回コース

信越トレイルを気軽に歩いてみたいという方向け。自家用車やレンタカーでアクセスして、トレイルを周遊して駐車場所に戻れる日帰りコース。

Section01・02

沼の原湿原~赤池~袴岳~万坂峠~沼の原湿原

距離:約9㎞所要時間:約5時間

point

ブナの森と湿原、斑尾高原のいいとこどり。沼の原湿原で駐車、万坂峠からは斑尾高原トレッキングトレイル「湿原西トレイル」を通って沼の原湿原へ。

沼の原湿原~赤池~袴岳~万坂峠~沼の原湿原

Section02

希望湖~毛無山~涌井新池分岐~希望湖

距離:約5㎞所要時間:約2時間

point

湖畔から見る斑尾山と毛無山から見る飯山盆地の眺望を楽しむコース。希望湖で駐車、毛無山を過ぎ涌井新池手前の分岐からサイドトレイルを歩いて希望湖まで戻る。その後は希望湖畔でゆっくりランチや希望湖周遊を楽しむことも。

希望湖~毛無山~涌井新池分岐~希望湖

Section03

桂池~黒岩山往復

距離:約4㎞所要時間:約2時間

point

春はカタクリ・ミズバショウ、秋は黒岩山から眺める飯山盆地の黄金色の稲穂が絶景。桂池に駐車。

桂池~黒岩山往復

Section04

とん平~仏ケ峰登山口~小沢峠~とん平

距離:約6㎞所要時間:約4時間

point
 

とん平を基点に美しいブナ林を歩く。かつての塩の道(北条間道)を巡る、自然と歴史の両立を堪能できる周回コース。

野々海高原テントサイト~野々海峠~深坂峠~野々海湿原~野々海高原テントサイト

Section04

関田峠~鍋倉山往復

距離:約5㎞所要時間:約3.5時間

point

関田峠から美しいブナの森を歩く。黒倉山、鍋倉山から見る眺望を楽しむコース。その後茶屋池周遊もおすすめ。関田峠に駐車。

関田峠~鍋倉山往復

Section06

野々海高原テントサイト~野々海峠~深坂峠~野々海湿原~野々海高原テントサイト

距離:約5㎞所要時間:約1.5時間

point

美しいブナの森、そして深坂峠からの日本海の眺め。野々海高原テントサイトに駐車。そこから車道を歩いて野々海峠へ。帰りは野々海湿原を通りテントサイトへ。

野々海高原テントサイト~野々海峠~深坂峠~野々海湿原~野々海高原テントサイト

Section09

結東じゃまくら石公園~見倉橋~見倉集落~逆巻温泉~結東の石垣田~かたくりの宿~結東じゃまくら石公園

距離:約8㎞所要時間:約4時間

point

結東じゃまくら石公園駐車場に車を止め、見倉橋を経由し見倉集落へ。ここから車道を北上し逆巻温泉、風光明媚な石垣田の風景を経由し、かたくりの宿に至る。このコースは「秋山郷トレッキングコース」になっており、現地ルート上に案内板が設置されている。

結東じゃまくら石公園~見倉橋~見倉集落~逆巻温泉~結東の石垣田~かたくりの宿~結東じゃまくら石公園

Section09

大栃の木駐車場~旧草津街道往復~大栃の木往復

距離:約5㎞所要時間:約3時間

point

大栃の木駐車場に車を止め、古道の旧草津街道(見倉トンネルの上部)を往復。その後は「森の巨人たち百選」に選ばれている巨木「見倉の大栃」を目指す。ブナの森とトチの森、趣の異なるふたつの森を巡るコース。

大栃の木駐車場~見倉トンネル上~見倉トンネル~大栃の木~大栃の木駐車場

トライしてみよう!1泊2日のセクションハイク

標高約1000m、森林限界下の信越トレイルならテント初心者がトライする場としても最適です。

Section01・02

<赤池テントサイトを利用>
チロル登山口~斑尾山~赤池テントサイト~希望湖

距離:約18㎞

point
 

1日目はセクション1を歩いて赤池泊。2日目は希望湖から「まだらお高原・山の家」まで歩けばバスで飯山駅まで戻ることが出来る。自家用車でも利用しやすいコース。

Section01・02・03

<桂池テントサイトを利用>
希望湖~涌井~桂池テントサイト~仏ヶ峰登山口~小沢峠~とん平

距離:約23㎞

point

1日目は涌井からでも。2日目は仏ヶ峰登山口からではなく小沢峠からとん平まで下りると、きれいなブナ森ハイクを楽しめるのでおすすめ。

Section04・05

<光ヶ原高原キャンプ場を利用>
宇津ノ俣口~宇津俣峠~光ヶ原高原キャンプ場~とん平

距離:約19㎞

point
 

宇津俣口から入山(「なべくら高原・森の家」までバスでアクセス/駐車可)し、光ヶ原高原キャンプ場で一泊。2日目はとん平に下る。

Section06・07

<野々海高原テントサイトを利用>
伏野峠~深坂峠~野々海高原テントサイト~天水山~JR森宮野原駅

距離:約20㎞

point

伏野峠まではタクシーを利用して。2日目は里山出合を経由してJR森宮野原駅まで。セクション6・7をゆっくり2日間かけて歩くコース。大厳寺高原キャンプ場を利用する方法もある。

Section08・09

<かたくりの宿テントサイトを利用>
JR森宮野原駅~かたくりの宿テントサイト~小赤沢

距離:27㎞

point

河岸段丘の台地と秘境秋山郷をゆく苗場山麓コース。小赤沢からはデマンドタクシーなどを利用して津南駅/森宮野原駅方面へ。

Section10

<苗場山頂ヒュッテを利用>
苗場山秡川登山口~苗場山頂ヒュッテ~小赤沢

距離:22㎞

point

JR越後湯沢駅からアクセス。秡川登山口から苗場山頂に至りセクション10をつなぐ、苗場山登山コース。

複数回に分けて全線踏破!2泊3日のセクションハイク

一度にスルーハイクしたいけれど時間が取れない!という方には、複数回に分けて歩くのがおすすめ。初夏と秋、季節を変えて歩けば、信越トレイルをより楽しめます。

Section01 ~ 03

チロル登山口~斑尾山~赤池テントサイト~桂池テントサイト~とん平

1日目チロル登山口~斑尾山~赤池テントサイト約11㎞

2日目赤池テントサイト~桂池テントサイト約21㎞

3日目桂池テントサイト~仏ヶ峰登山口~とん平約8㎞

point

関田山脈の南側コース。逆からのルートでも可。とん平からはタクシーを利用して下山するか、戸狩温泉エリアの信越トレイル加盟宿を利用すれば送迎も対応してくれる。

Section07 ~ 04

JR森宮野原駅~天水山~野々海高原テントサイト~光ヶ原高原キャンプ場~とん平

1日目森宮野原駅~天水山~野々海高原テントサイト約16㎞

2日目野々海高原テントサイト~光ヶ原高原キャンプ場約18㎞

3日目光ヶ原高原キャンプ場~仏ヶ峰登山口~とん平約12㎞

point

関田山脈の北側コース。上記コースとつなげて、関田山脈エリアを一気に歩いてもよいだろう。

Section10 ~ 08

苗場山秡川登山口~苗場山頂ヒュッテ~かたくりの宿~JR森宮野原駅

1日目苗場山秡川登山口~苗場山頂ヒュッテ13㎞

2日目苗場山頂ヒュッテ~かたくりの宿19㎞

3日目かたくりの宿~JR森宮野原駅17㎞

point

2021年に開通した苗場山麓エリアを踏破するコース。2泊3日で歩くなら、全体的に下り基調となる苗場山方面から西に向かって歩くコース(West Bound(ウエストバウンド))がおすすめ。

全線を一気に!8泊9日のスルーハイク

Section01 ~ 10

斑尾山~苗場山
信越トレイル、そしてロングトレイルの魅力と醍醐味を最大限に味わう。全線を通して歩くプラン。

1日目チロル登山口~斑尾山~赤池テントサイト約11㎞

2日目赤池テントサイト~桂池テントサイト約21㎞

3日目桂池テントサイト~光ヶ原高原キャンプ場約14㎞

4日目光ヶ原高原キャンプ場~野々海高原テントサイト約18㎞

5日目野々海高原テントサイト~天水山~森宮野原駅約16㎞

6日目JR森宮野原駅~かたくりの宿17㎞

7日目かたくりの宿~小赤沢10㎞

8日目小赤沢~苗場山頂ヒュッテ9㎞

9日目苗場山頂ヒュッテ~苗場山秡川登山口13㎞

point

主にテントサイトを利用した、ベーシックなスルーハイクプラン。5日目と7日目は周辺の宿泊施設を利用しよう。これは斑尾山から東に向かって歩くコース(East Bound(イーストバウンド))。最後に苗場山頂に辿り着いた時の爽快感と達成感はひとしおだろう。実際にはこれより短い日程でスルーハイクするハイカーも多い。自分の体力と経験に基づき、余裕のあるプランを立てよう。