貴重な資源が未来に永続できるよう、信越トレイルクラブでは以下のルールを定め、提唱します。
トレイルから一歩でも外れると植物の踏みつけが起こってしまいます。また、近いからといってショートカットすると思わぬ事故に遭います。周りの自然を楽しみ保全するためにも整備したトレイルを歩きます。必要のない場所ではストックを使用せず、使用する場合でもトレイル脇には突かず、できるだけ先端にキャップをつけ地面を掘り起こさないようにします。積雪期はこの限りではありません。
どんな生き物であっても、むやみに捕ることは良くありません。観察目的であっても、トレイルで出会った草花や生き物はそっと見守るだけにします。また、野生動物に近づかず、餌を与えません。ペットの持ち込みは自粛します。
紙類やビニールなどはもちろんのこと、煮汁や残飯も捨てたり埋めたりせず持ち帰ります。動物がゴミを食べて死ぬケースや、餌付いた動物が他のハイカーや田畑・住民を傷つけることがあります。喫煙者の携帯灰皿持参はもはや常識です。他人の落としたゴミも拾うよう心がけます。
信越トレイルが通る山は貴重な水源の森です。し尿は水質の悪化をもたらし人々の暮らしや動植物に大きく影響を及ぼすことがあり、ハイカーにとっても快適な環境を損ないます。トイレはできるだけ既存の施設を利用し、やむを得ないときは適切な場所と方法で処理をします。大便は携帯トイレが望ましいです。水辺や湿地帯では小便も避け、大便は少なくとも水際から60m以上はなれた場所に、最低20cmほどの穴を掘って埋めます。
信越トレイルは、複数の市町村にまたがるロングトレイルです。地域によっては保護や利用のルールがあり、例えば動植物の採集、キャンプやマウンテンバイク等の決まりがあります。詳しくは、トレイル入口の案内板、ガイドマップ、信越トレイルクラブのHPで確認します。
誰もが気持ちよくこのトレイルを楽しめるように、他のハイカーや住民に配慮し行動をします。例えば、むやみな大声や拡声器の使用はせず、カメラの三脚がハイカーの通行の妨げにならないよう気をつけます。また、トレッキング中はもちろん、トレイル入口・集落・田畑周辺等では迷惑駐車・所有地への無断立ち入りをせず、騒音を出しません。
安全のためにも事前に信越トレイルクラブ事務局に連絡し、計画を伝え、情報を得るよう心がけます。 下山後は、トレイルの異常な状況を信越トレイルクラブ事務局に伝えます。
このルールを守り信越トレイルを歩くあなたの行動は、良い模範となります。
あなたのご賛同・ご参加を心から歓迎します。