投稿者名 H.K.
在住地
歩いた期間2023/8/13 ~ 2023/9/30 ※セクションを重ねての踏破
信越トレイルはどのコースを歩いても、そのコース設計の根底にある哲学のようなものを感じ取ることができます。たくさんの人が仰っているように、信越トレイルのコースは良く整備されています。ですが、それは単に"歩きやすい"ということだけを求めた整備ではなく、不必要な部分をことさら整備しない"ありのままの自然の姿と意思を出来るだけ尊重した"コース設計となっている点に信越トレイルの哲学を垣間見た気がしています。とはいえ、コース設計やその整備に人間の手が入っているという意味ではあくまで人工的な道ではあるのですが、その整備を必要最小限にとどめることで、信越トレイルは自然界と人間界の境界線というよりも、自然界と人間界の"共通領域"はたまた"接点"となり得ているのだなと感じております。また、こうした信越トレイルを歩くことによって、"情報"としての自然保護ではなく、"体感や経験"を通して自然と親しむことができ、全コースを歩き終わった今は、"人間本位"の自然保護だけでなく、"自然本位"の自然保護の観点を持つ重要性を強く感じるに至っております。少々堅苦しくなってしまいましたが、言ってみればこれらの感想はあくまで"トレイルを離れてから"の感想。歩いているときは、ただただ"冒険気分"。理性ではなく、未知なる場所を進む好奇心、野生動物と不意に接近したときのドキドキ、見たことのない植物や特別な風景を見つけたときのワクワク、ダイレクトに肌に感じる風・雨・霧・光、馬鹿みたいに青い青空。そんな感覚的な世界に身を置く喜びが信越トレイルの醍醐味であり、だからこそ私たちはまた次のトレイルを心待ちにして日々を過ごすのだと思います。
信越トレイルはどのコースを歩いても、そのコース設計の根底にある哲学のようなものを感じ取ることができます。たくさんの人が仰っているように、信越トレイルのコースは良く整備されています。ですが、それは単に"歩きやすい"ということだけを求めた整備ではなく、不必要な部分をことさら整備しない"ありのままの自然の姿と意思を出来るだけ尊重した"コース設計となっている点に信越トレイルの哲学を垣間見た気がしています。とはいえ、コース設計やその整備に人間の手が入っているという意味ではあくまで人工的な道ではあるのですが、その整備を必要最小限にとどめることで、信越トレイルは自然界と人間界の境界線というよりも、自然界と人間界の"共通領域"はたまた"接点"となり得ているのだなと感じております。また、こうした信越トレイルを歩くことによって、"情報"としての自然保護ではなく、"体感や経験"を通して自然と親しむことができ、全コースを歩き終わった今は、"人間本位"の自然保護だけでなく、"自然本位"の自然保護の観点を持つ重要性を強く感じるに至っております。少々堅苦しくなってしまいましたが、言ってみればこれらの感想はあくまで"トレイルを離れてから"の感想。歩いているときは、ただただ"冒険気分"。理性ではなく、未知なる場所を進む好奇心、野生動物と不意に接近したときのドキドキ、見たことのない植物や特別な風景を見つけたときのワクワク、ダイレクトに肌に感じる風・雨・霧・光、馬鹿みたいに青い青空。そんな感覚的な世界に身を置く喜びが信越トレイルの醍醐味であり、だからこそ私たちはまた次のトレイルを心待ちにして日々を過ごすのだと思います。